京の隠れ里での松上げ

京都の北部、上桂川源流に位置する左京区広河原で火の祭典「松上げ」が執り行われました。
少し長くなりますが良かったらご一緒してください。

朝から怪しい天気で心配しましたがとりあえず広河原に向かい出発
広河原には4時前に到着

松上げが行われる松場(まつば)には結界が張られていました
この結界内には男性しか入れないそうです(身内に不幸や出産のあった家の男性も入れないそうです)

高さ20メートルの燈呂木(トロギ)をクレーンを使って設置中

トロギの先には、逆円錐形のカサが取り付けられておりここに向かって松を上げる

男衆たちは山取りのツルをなめして台座に固定します

ツルを選別しているところ

立ちました
これで準備完了、後は日暮を待つばかり、、、、、

20時半、河原や畦道に差し込んだ約千本の松明(地松)に火が灯る

一面火の海、おごそかな空気が立ち込めました

松上げが始まりました
なかなか20メートル先の傘の部分にまで届きません
何度か届くも昨日からの雨のせいで湿っていたのか火がつきません、、、

だんだん見ている方にも力が入ってきたその時、ついた!

その後も松を上げ続け
トロギが地鳴りとともに倒れます

倒れるました

 

倒れた燈籠木に付けられていた大笠の火を2本の棒で空高くかき上げるつっこみ
これはこの広河原だけで行われる所作

何度も何度も突っ込みを行い火の粉は夜空高く舞い上がります
先頭の人は火の中に入っているのが見えます。

こうして無事松上げが終了すると近くの観音堂へご詠歌を歌いながら移動します

観音堂の踊り場では

地元の女性がやっさ踊りを踊りながら男衆を迎えていました
男衆が合流し踊りもやっさ来い踊りに変るそうです

生ビールや日本酒がふるまわれ私は生ビールをいただき、運転手さんは我慢、、、

松上げに使われた上げ松ゲット!

祭りの余韻をかみしめ帰路につきました
来年も行きたいなぁ~

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