宮津金刀比羅神社の狛猫

先週出かける予定だった宮津の金刀比羅神社でしたが、外へ出たとたんの雨で揖斐川沿いに変更でしたが土曜は、スカッと晴れてリベンジと相成りました。

集落の出入り口にあるガードレールはつらら並木

湖西道路を小浜方面に抜ける途中「そうだ!メタセコイア並木を見たい」のリクエスト

少し着雪は少ないけれど、枝ぶりがクリアでこれはこれで美しいね

そんな青空も小浜から舞鶴道に入ったあたりから裏日本特有の冬空に、

連休とはいえ車がほとんどいない舞鶴道を宮津で降りて、着いたのはお昼過ぎ

みぞれまじりの境内は誰も人影が無い

丹後 峰山は、丹後ちりめん発祥の地です。今から約220年前、江戸時代享保のころ、峰山の絹屋佐平治は、ちりめん織の技法を確立しました。
藩の奨励もあって、ちりめんは丹後一円に広まり、峰山は有数の絹織物の集散地に飛躍しました。

峰山の町には、ちりめん問屋、糸屋が軒を連ね、関西方面から来る織物業者で賑わい、周辺の村々で機織りが盛んになり、農家は絹を生産するための養蚕を営みにしたのです。

神社になくてはならない、シンボル的な存在は「狛狗」ですが、金刀比羅神社内「木島社」には大変珍しい「狛猫」が存在しています。

養蚕の大敵は「ネズミ」です。ネズミは、マユや蚕などを食い荒らし、農家に大損害をもたらします。そこででネコの登場です。ネコは、蚕が飼われている部屋にいて、ネズミを追いやります。
ネコは、養蚕になくてはならない大切な存在でした。
そして、今もこの丹後峰山の地で「機織養蚕の守護神」にお仕えしているのです。

※青字は、金刀比羅神社のHPより抜粋しました。

向かって左側のネコは子ネコを抱いているので、母ネコか。頭に手をのせ、「アッ」と口を開けています。

右側のネコは「ウン」と口を閉じ、凛とした姿は父ネコか。

苔生す姿がまるで模様のようにみえます。

帰りに社務所でよく見ると唐草の地模様があるのだとか教えていただいたのですが、、、?

晩秋から冬にかけて北西または西よりの季節風、それに伴い時雨現象となり、不安定な天候となるそんなこの日の天気のことを、宮津では「うらにし」というのだということも教えてもらいました。

めづらしい狛猫の絵馬はお土産に。

たっぷり狛猫を堪能した後もう少し足を延ばすことにしました。
  

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