紅葉狩りに行ってきました。
桜はお花見なのに何故紅葉は、持って帰るわけでもないのに「狩り」なんでしょう?
「紅葉狩り」という言葉は万葉集にも出てくるそうで、ということは1200年以上前、奈良時代にすでに存在していたことになります。
もともと「狩り」という言葉は、けものを捕まえる狭い意味で使われていましたが、それが野鳥・ウサギなどの小動物に広がり、果物などを採ったり(いちご狩り、梨狩り、ブドウ狩り、キノコ狩り)、草花をながめたりすることにも使われるようになったようです。
狩猟をしない貴族があらわれたとき、自然を愛でることを狩りに例えたという説もあります。ナチュラリストの先人でしょうかね。こっちの説の方が好みかもです。
似た言葉として、「ほたる狩り」もありますね。
日本語の微妙な使い分け、いいですね。