苔梅

12月も中旬に入り花市場ではお正月用の松市、梅市、千両市が開かれます。

苔梅は古来より神の宿る神木として崇めてきました。
寿命も長く、また冬でもみずみずしい青葉であることから不老長寿の象徴でもあり、おめでたい席には欠かせない花です。

苔梅などの表面に苔状についているのは、ウメノキゴケ。これは地衣類の1つ。

胃腸薬になり、利尿作用があるとされているため、鍋に入れて食用にする地域もあるとか。

十分に湿度のある環境では、甘酸っぱい独特のにおいを放つためリラックス効果をもつとしてアロマテラピーにも使われているそうです。

価格は驚くほど高いです。最近ではインスタント苔梅とでも呼びたくなる接着剤で張り付けたものが出回っています。

写真は棚田の里の正真正銘の苔梅です。お願いして一枝いただこうかしら。

只今、お正月用のお花やアレンジのご予約賜り中です。

花と緑のグリーンサム